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「ふふっ、すんごいイイ笑顔っ」

 春風に乾かされた涙で頬がつっぱり、ぎこちなく笑う暁に順平もつられて顔をほころばせる。

「そいつが想像の産物だとしても、その姿見て笑ってる今のお前であることが……そいつの願いじゃね?」

 ざあぁっ! と、嵐のように青い空へと舞い上がる花びら。それを仰いで二人は大きく咲き誇る桜の樹を見上げた。

 

 

 

桜舞う季節
これから迎える数多の季節じかんの中に
あなたは居ないけれど
あたしの記憶なか史朗あなたは生きている
──────── 生きている ────────

 

 

THE END…