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「っはぁ?!」
泣きじゃくり、金の髪をPSYの嵐に乗せて振り乱す少女から発せられる風に堪えながら、イオンは苦しそうにソーヤへ言った。
言われたソーヤは真っ赤になりながらイオンに聞き返してしまうが、PSYの圧倒的なエネルギーと、徐々に苦悶の表情を露わにしていくイオンに決意し、ソーヤは「くそっ」とつぶやいて壁面をグッと蹴り飛ばして半ば横に跳ぶようにして少女を抱きしめた。
「ウソだ! ウソ──っ?!」
「だいじょぶだから!! お前ひとりじゃねぇっ!! ————っっ俺がいるから!!」
ソーヤは抱きとめた少女をグッと力いっぱいに抱きしめて、嵐に負けじと必死に叫ぶ。
「う……っう、わあぁぁぁ──!!」
フォン……。
少女を中心に起こった嵐は、泣き声と引き換えとするかのように静まっていった。
イオンは長めの前髪と眼鏡を直し、大きなため息をつく。
……どれ程かと思いましたが、これ以上となると……————。
「……Jr.波長の相性が合うようでよかったです」
にっこりと笑ってイオンは泣きじゃくる少女を抱いたままのソーヤに言う。
「~~~っおぼえてろよイオンっっ」
そう、ソーヤのシンクロでPSYの暴走は止まるという確信はあったのだ。それを分かっていてやらされたという事にソーヤは「またやられた」と嘆くのだった。
「えっ……っくっうぅっ……」