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「だ……だいじょうぶ、か?」
おずおずと差し出された手にリングは一瞬ビクリとしてしまうが、コウに心配かけさせまいと三度ふんわりと笑いその手を取って立ち上がった。
「ありがとう、コウ。 ……イオン、PSY養成所へJr.を届けがてら寄りたいところがあるんだけどいいか? もちろん、コウ、君もね」
「……了解」
「うぇっ?! この時間に寮へ帰るって?! いいよリング! 俺、今日“がいはく”する──っ」
必死に寮へ帰るのを拒否しようと説得しようとするソーヤだったが、イオンの無敵の笑みに有無を言えず引きつり黙ってしまった。
“「何か視えたのですね」”
イオンのテレパスにリングは刹那ためらったが、テレパスのまま簡潔に応えた。
“「シキに会わせる」”
「みえるってなに? シキって人にだれ会わせるの?」
──────── “傍受”された?! ────────
瞬間のことだった。
イオンとリングが愕然とする程に、目の覚めるような衝撃を受けたのは……。
「……は、ははっ。 総主さえも出来ない壁を越えちゃってるワケか……!」