p37 To Be Continue…?
「……まずい。というよりも楽しみにすら感じてしまうのは私だけでしょうかね、リング」
「いやいや同感。 Jr.頑張ってくださいね? でないと、俺たちの面目が潰れてしまいますから」
クスクスと片手で口元を覆って笑うイオンに、困ったように片眉を下げてカラカラと笑うリング。 そんなリングから変なお鉢を回せれ、ソーヤはヒクッと顔を引きつらせてコウに視線を戻した。
「なぁ、“ハウス”ってなに?」
「は……ハウスってのはT.S通ってるヤツらが生活してる、おっきな家? みたいな」
なぜだか赤くなってしまうソーヤの顔に、はは〜ん。とリングはおもちゃを見つけた子供のような顔になる。
「Jr.“いま”は彼ですからね。ご承知おきを」
最後に音符でものっけたように楽しそうにそう言ったリングにソーヤは過剰反応してしまう。
「バッ! ちがっ! っ……え、カレ?」
「んだから! おれはオトコだってなんっっっかい言わせんだよ?!」
バッ! と、勢いよくたくし上げられた白のワンピースは、ソーヤにとって知りたくもない情報を露わにしてしまった。
「遺伝子レヴェルの問題なのでどうして本来“彼女”なはずが何故“彼”なのか知り得ますが、今は少なくとも“彼”ですので……って、Jr.泣いてます?」
「泣いてなんかねぇよっっ!!」
「なぁ、“コレ”切ってくんねぇ?」
ポンッ。と置かれたイオンの手にかなり落ち気味になったソーヤはキレながらに答えたが、そんなやり取りを我関せずと、コウは鬱陶しそうに長い髪を持ち上げてそう言った。