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「名前は?」

「順平」

「そ。じゃあジュンペー住所は?」

「下丸子2丁目3……って! ンでそんな事言わなきゃなんねんだよ!」

 暁のテンポにうまく乗せられそうになった順平だったが、はとして反抗する。
 ふざけんじゃねぇ。こんなのと関わったら何があるか分かりゃしねぇよ。
 無視してその場を去ろうとした順平の気持ちとは裏腹に暁はそのあとに付いて自己紹介なんぞを始める。

「あたしね、暁ってゆーの。16歳。言っとっけど純粋な地球人よ。ただ未来から来ただけで」

 ……―————関わったら終わりだ。 ゼッテーおかしいもんコイツ。
 さっき一発くらったのが今頃出てきたんだろーか。なんて順平はモンモンと考える。
 完全に無視されていると知った暁は、ワンテンポ置いてグイッと順平の耳を引っ張る。

「っ!? ってぇー! っにすんだバカ!」

「人の話はちゃあ~んと聞こうねぇ~♪ 今日から一緒に住むんだから」

「……誰が」

 じんじんと痛む耳をおさえながら、半ば放心状態で順平は聞き返す。
 “今日は厄日だ”。なんて言葉がまた頭によみがえる。