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 さらりとプラチナ・グレイの長い髪が揺れ、リングとは正反対の白を一身に纏ったままイオンは静かに答えた。

「自分も、リングと同じく時空警察タイムポリスだけで十分かと思います」

 イオンの言葉に総主プレジデントはわかっていたようにキャプタをタッチする。
 ヴッと新たに映し出されたのは、コードネーム”φ-18ファイ-エイティ“史郎が映し出された。

「誰だか知っているね?」

「”φ-18ファイ-エイティ“史郎。先刻、大量殺人罪で逮捕アリッストされたと聞いてます」

「しかしそれはL.S.D我々の手の内の事だとも聞き及びました」

 リングに続いて言ったイオンの言葉にリングは眉間に皺を寄せて、「余計な事は言うな」。と、目で叱りつける。

「ふふ、情報が早いのはいいが……。 あまり知りすぎるのも良くないな」

「……心得ておきます」

「総主プレジデント! ……お答えを」

 相手パートナーを庇うべく頭を上げて言ったリングに、総主プレジデントは変わらない声音で重要事項を伝える。

「この男が開発したM.Cメモリアル・チップをどうやらこの小娘が持っているらしくてね。少女を殺してM.Cを回収してきてほしいのだ。 この世でたったひとつの品なんでね」