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総主の指示は絶対である。
二人に断る術などあるはずもなく……。
「Yes sir」
頭を再び下げたリングと、薄く笑いそうになった自分を今一度正したイオンは、その指示を承諾した。
『出発は地球J時刻1300。それまでに時空警察から援護者を3人ばかり同行して行ってくれ。 報告は判断に委ねる』
「お前さ、いい加減つっかかるのやめろよ」
リングが今まできちっと整えられていた首元のファスナを緩め、ふぅっ。とため息をつきながら前方を歩くイオンに言う。
「総主に逆らったって、いい事ないぜ?」
「クスッ、反抗期なんですよ。 ……リング、ちょっと寄り道してもいいかな」
本気とも冗談ともとれるようなイオンの言葉に、後頭部を掻きつつため息を再度吐いたリングは、「俺って苦労人だ」。なんてつぶやいて、先行くイオンに歩調を合わせた。
「……早くしろよ?」
「っあのですね、困るんですよこういうことされると。面会はもう許してはいけないとチーフから……」
「銀河連合総主の名において許可された。 ……リング、悪いけどその看守さんと外で待っててほしいんだけど」