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ヴヴッとアームバンドからキャプタは宙に浮く形で現れ、暁のタッチによって史郎のデータが蒼白い光となって宙にディスプレイされる。
〔了解 “Φ-18”史郎 3Dフォーメーション ニ ムーブメント シマス〕
足元からゆっくりと映写されていく史郎を見て暁は、迷子になった子供のような瞳をする。
“史郎”は動かず、もちろん話すこともなく、ただただ凛とした顔を正面に向けて映されていた。
それを襖の隙間から順平が覗いているなんて事を、暁はもちろん知るはずもなく、刻々と夜のとばりが降りてくるのを待つのだった。
分岐点が、近づいている事も知らずに……。
後ろにモドルことなんて知らなかった
抗って しがみついて 逆らって……
それでも前に進まなきゃいけないって 思ってた幼い頃
けれど
けれど今は……?