vol.7

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「……後先考えずにSPYサイを使えばこうなるという事は、貴方自身がよくご存知だったと思いますが?“μ-78 ミュウ-セブンティエイト・暁”」

 ドクン!!
 目の前にのびてきたふたつの影に暁は絶望し、苦しげに歪めた顔をばっともち上げる。
 まだ、まだタイムポリスは残ってた————!

「あーあ、T.P乗ってきたの最新型ニュータイプじゃん。高ぇのにもったいねぇ」

 リングが真っ黒なロングコートに手を突っ込んだまま、さっき暁によって溶解されたタイムボートの無惨な姿に、あららと肩をすくめる。

「暁! さっきのマシンガンみてぇなヤツよこせ! 俺がこいつらノしてやる!」

 順平は暁の傍らでそう叫ぶ。
 “『T.P乗って来たの……』”……?

「……タ、イム・ポリスじゃないワケ?アンタ達……」

「違いますが、一概にそうとは」

「言えないな」

 イオンに続いてリングが暁の問いに答える。
 ざあっと冷たい風が多摩川に波紋をつくらせ、茶色くなっている土手の草々を荒く撫でた。

「どういう事」