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「モーニン♪ ハニ~」

 後ろから耳元でささやかれて、あたしは思わず、ずざぁぁぁっ! と、ダイニングのいっちばんすみっこに逃げてぜぇぜぇと息をする。

「みっ、耳元で話しかけるなぁ! ばかぁ!」

「うっわ、ひっで~。 有栖のために朝食作ってやったのに、そーゆーコト言う」

 よく見てみると、テーブルの上には色とりどりの野菜とハムエッグ。トーストにコーヒーと2人分がきちっと並べられていた。

「や~、すごーい。これあんたが全部作ったのぉ?」

 自慢じゃないが、こんなきちんとした朝食をとるのはすごく久しぶりだった。

「ふふん♪ まぁね。うち父子家庭だったから慣れたモンよ!」

 げッ。 それってタブーってヤツじゃ……。