p17

 ひとまず謝る。

「じゃあ、お詫びとしてナニしてもらおっかな? 有栖」

 ドキィッ!
 かかかぁぁっとあたしはゆでられたタコみたいになっちゃって、あわあわと三頭身になってしまう。
 男のクセになんっつう色っぽい笑いかたするのよぉぉぉっ!

「はじめに……」

 ふぅっと耳元で慎ちゃんの声が聴こえる。
 肩に、慎ちゃんの腕がのってくる。
 ~~~っうっきゃあああっっ☆☆。

「観たい映画があるんだけどいい?」

 あああ……、あ? なにっ?

「うえっ?」

「え・い・が。ナンだと思ったんだよ」

 くすくすとひとり楽しそうに笑って慎ちゃんは言った。
 あったまきた!