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「……で? 今もそいつ有栖の家にいるの」

 びくっ! って、体が痙攣した。
 なん、か……怖いよ。 慎ちゃん。

「うん……。いると、思う」

 ふーん。
 ドクドクとワケのわからない不安が頭の中で行ったりむ来たりして、落ち着かない。

「なんで最初に言わなかったんだ」

「えっ、あ、なんで……って。言うタイミングがなかなかなくって」

「泥棒とか詐欺師だとか思わなかったのか。 通帳だって印鑑だって、家なんだろ?」

 ぞくっ! て……。
 そんなこと考えなかったってことじゃなくて、今の、慎ちゃんのほうが……。

「これ食べて、有栖の家に行こう」

「……うん」