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 あたしも慎ちゃんも、和泉の言葉にびっくりして……。
 あたしにいたってはバカじゃない? ってぐらい大口開けちゃっていた。

「で・も! 有栖の夫となり、唯一の伴侶となるのは……ふふっ、このおれだ」

 なんか、和泉の言葉がすとんって頭の中におちてきて、赤面するのも忘れちゃってた。

「っ有栖は! 有栖の気持ちのほうが大切だろう!」

 ―――― ?! 慎ちゃんがっ……怒鳴った……?
 めったなことでは感情的にならない慎ちゃんなのに……。

「あ、たし……?」

 まさかいきなりこっちにふられると思わなかったから、どうしようって思いばかりがぐるぐるめぐってる。

「そ、んなこと急に言われたって! あたしだって、わかんないのに……」

 どうしよう、どうしよう、どうしよう……。
 考えがまとまらないっ。

「有栖は、おれといるのヤ?」