~ scene 3 ~

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「いいか、有栖にかまうな。もし何かあったら……、ただで済むと思うなよ」

 サスペンスの2時間ドラマで人質をとられているヤツが言いそうなセリフを、午後一で和泉に告げた慎ちゃんは、今日は大学の講義を聴きに行かないとならない日で……。

「有栖、俺の携帯番号知ってるね? かまわずにかけて。 ……できるならあまり部屋から出ないほうがいい」

 そんな言葉をあとに、大学に向かった。
 あたしと和泉はそんな慎ちゃんを見送った後、なんかすごく緊張していた糸が切れたみたいにはぁっ! と、お互いにため息をつくことになった。

「……愛されてんね、有栖」

「ま……ね☆」

 ウレシイんだかなんなんだか……。
 微妙な想いにあたしまで肩の力がぬける。
そして慎ちゃんの言いつけどおりに部屋に行こうとした瞬間、和泉に呼び止められた。

「……なに?」