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 ちゃんと、うちに着いたら言わなきゃ……。
 こののままじゃ、慎ちゃんに嘘ついてることになっちゃうっ。
 冬の陽は……とてもあったかくて……。 けれど冷たい空気を、スーパーから出てすぅっと肺に送った。
 しんしん痛い。あたしのナカ。
 つながれた手をぐっと握り返し、何回も……何回も心の中で慎ちゃんに謝った。

「さっむいなぁ~。 この分だと雪になりそうだね」

「……うん。 ちっちゃいころよく、雪だるま作ったよね……。頭にバケツのっけたりして」

 この角曲がったら、家に着く。家に入る前に、言わないと……。慎ちゃん、和泉になにするかわかんないし。
 あと、少し……。 ドクン、ドクン、ドクン……。
 いま――――! ドクン!

「っ……慎ちゃ」

 ぐっと息をのんで慎ちゃんを見上げた時だった。
 すっごく怖い顔してひと言、遠くを見て慎ちゃんは言った。

「なに……してんだ。 っアイツッ!」

 え……?