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がんって、頭をハンマーみたいのでおもいっきり殴られた……カンジだった。
慎ちゃんの視線をたどっていったところには、すごくキレイな女の人が和泉の首に手を回し、それに応えるようにそのひとの腰を自分に引き寄せて口づけ合う、和泉の姿があった。
なにを、見てるか……わかんなかった。
慎ちゃんが叫び声に似た声をあげるまでは……。
「……っに、なにしてるんだよお前は!!」
その声に明らかに和泉ははっとして、女の人を引き離した。
『……有栖なら、有栖と同じ状況のヤツがいたら。っもしそれが男でもっ! ……一緒にいようとするか?』
和泉じゃ、なかったの?
「なにって……見たとおりだろ」
「っ有栖が好きで! 好きだから婚約することにしたんだろ?! 違うのか?!」
ぐっと和泉の胸ぐらにつかみかかる慎ちゃん。
あの言葉は……、和泉自身じゃないの?
「はっ……。 まったく、めでたいヤツらだよなぁ! 弁護士も通さねぇでよくおれなんかを信用したよ!」