end.

なのに慎ちゃんはあたしのそれをわかってくれたらしくて……。
わしわしっとあたしの頭をかいた。
それを合図に、あたしは舞い降りる雪の中を、和泉めがけて走った。

いっぱいいっぱい傷ついたね。

「――……っ和泉!」

「っクラブのオーナーに、なんとか辞表出したんだ。おかげで、傷だらけだ。 フフッ」

あたしも和泉も、2人してその存在を確かめ合うようにしてきつく抱き合った。

いっぱいいっぱい泣いたね。

「もう、ひとりになんかならないよな……?」

それでも恋は……。

「あたしがしないよ……っ。ひとりになんて絶対しない! 和泉のそばにいたい。 ふふっ、和泉が好きだよ!」

この雪があたしたちの周りに舞い降りるように。

「おれも、有栖のそばにいたい……。 好きだ」

―――― 恋は舞い降りた ――――

 

 

 

The End…