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 うしろから、叫び声。
 昨日、ずっと捜していた……声。
 ―――― 和泉!! ――――

「……っくなよ、行くな!!」

 涙じゃなくて、雪に濡れて……。
 振り返ると、舞い降りる雪の中に、急いで来たのかコートも着ないまま白い息を吐く彼が、立っていた。

「っ……かない。―― 行かない!! はぁっ。 ごめんね慎ちゃんっ、あたし……っ」

 ぽんっと頭の上に大きなあったかい手のひらがのっかった。
 慎ちゃん、慎ちゃん!

「……わかってた。 でも、認めたくなかったんだ。 フフッ、俺ってさ、子供だから。 ……行ってこいよ」

「――――っ!」

 ごめんなさい、も。ありがとう、も……言葉にならなかった。