前のページへ p8 次のページへ p9 がつっ! と、鈍い音が部屋にひびいたのは。 「スミマセンね、エイラ」 プラチナブロンドの長い髪がふわりと舞ったあとには、ベッドで気を失っている影良がいた。 「……こうでもしなければ、まともにお話できませんからね」 ターシャは影良を両腕の中に抱き上げ、昼間と同じように空気の中へと消えてゆくのだった。 あなたは誰を 愛しているのですか? そんな 悲哀に満ちた瞳をして…… 誰を 愛したのですか? それがわたしでないのなら いっそ 八つ裂きにしてください……