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「そうだけど?」
「あ、じゃあ行きながらでいいや。 日下くん……バレー部戻ってこれない?」
俺は階段を一段一段下りながら、マネージャーの話を聞いていた。
「……えっと、1年の小田切くんがね? 来月始めに引越ししちゃうんだって。そうしたら、総体のセッターいなくなっちゃうの」
「河野がいただろ?」
ひょっと不思議に思い、俺より三段くらい上に居るマネージャーを見上げて言った。
「河野くん、スランプみたいで……。今ちょっと無理にさせるのはやめといたほうがって、監督が……」
「だったら他のポジションの補欠のヤツあてたら?」
「そんなの……! ダメだよ」
マネージャーは足を止めて、俺をなんとも言えない顔で見る。
なんだろう。イラつく……。
「なんで、ダメなの」
「な……んでって、日下くん、最後じゃない。公式戦。 それに、日下くん入ると、強いし……」