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「……で、具合のほうは、とても悪いの?」

「……病院、行ってないからわからないんだ」

 そう……。
 そうひと言マネージャーはつぶやいて、斜めに視線を落としてはっとする。

「あのさ、私、勉強するね病気のこと。 ……私に出来ることあったら言ってね?」

「なに……マネージャーにそんなこと」

「あ……、おせっかいって、わかってる、けど」

「いや、そーじゃなくって」

 勉強なんて、俺自身もしてないから……。

「じゃあ……。バレーの方、なんとか考えてみる。 無理言ってホントにごめんね」

「いや、こっちこそ悪い……」

 うつむき加減にマネージャーは階段を駆け上がっていった。
 俺は図書館で本を返した後、人気のない誰も居ない書籍コーナーへと足を運んだ。
 そこには“抑うつ性を知る”“うつからノイローゼへ”“サラリーマンのうつ”。なんてのが並んでいた。

 いろいろあるんだ……。

 なんか、妙な気分だったけど、本棚から“うつ病を語る”っていう本と“心の病~抑うつ~” というのを引き出してカウンターに行き、カードに名前を書くのだった。