TIME 7
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TIME 7
翌々日、晴行さんのバイトの日という事で礼によって睦月と2人、バカな話をしながら店へと向かった。
けれどその場所に晴行さんの姿は無かった。
「ああ、田野中君ね。先月分と今月の一昨日までの給料をもらった日に辞めたよ」
そんな話は、聞いたことがなかった。
晴行さんは大学検定を受けるのに資金を貯めていたのだ。 こんな、中途半端な時期にバイト辞めるって……。
どういうことだろう?
「バイト先、変えたのか?」
「え、そんなことはきいてませんよ……」
この時の俺たちの頭の中には、ただ疑問符しか浮かばなかった。
なぜ? どうして? どういうことだ?
ただ、それだけだった。
“その日”……だけは。
けれど、何日経とうと、晴行さんからの連絡はこなかった。
そして数日後、学校できいた“コト”だった。
「おい日下!」