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「……センパ~イ、ぐすっ。 ボクやばいですよぉぉ! 数学しか点取れてませぇん」
昼休み、購買で買ったヤキソバパンとカレーパン。たまごクロワッサンにチョココロネ、ワッフルとを腹の中におさめた俺は、誰も知らないと称して毎日のように屋上の貯水槽の横で今日も煙草なんぞを吸っていた。
その時、だった。 横のはしごからぬぅんと上ってきて言った睦月に驚いて、ごほごほとむせるハメになった。
「な、なん……っおまえっ、なんでここがわか……っごほっ!」
「えぇ~、晴行さんから聞いたなんて言いませんよぉ? ぢつはセンパイ、生徒会長なのにヤンキーまじりなコトやってるなんてぇ。別に聞いたワケじゃないですからねぇ?」
……っ晴行さんっっ!
学校ではきちっと分けられている前髪をかしかしっとかいて、はうっと大きくため息をつく。
……と、じぃっと睦月が俺の指に挟まれて3分の2が灰になって落ちてしまっている煙草を食い入るように見てひと言。
「……おいしいですか?」
と、マジマジ言った。