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「俺、あーゆー声出す女、大っ嫌い……。なの知ってるだろ」

 まかない婦さんからカレーライスの大盛りを受け取り、何の気なしに言う。
 すると圭助はため息をひとつつき、呆れながら言った。

「まァ、ね……。同感だな」

 圭助は圭助でA定食(蕎麦とカツ煮のセット)を受け取る。
 入り口よりの席に俺と圭助は陣取り、やっとでありつけた昼食をパクつき、15分とたたずにそれらをたいらげた。

「……お前、解剖学のあとによく飯、食えるよなぁ……」

 ジーパンのポケットからセーラムライトの煙草を取り出す。

「おう。慣れりゃ遺体の前でも食えるぞ」

 っうえ……。キモチワリィッ!

 げぇっとしながら煙草を口にくわえ、ライターをカチッと付けてそれへともっていった。
 ……と、その時、だった。

「煙草は体に毒よ? 肺癌になって死んじゃうんだから」

 さっきの声と同じ主がひょっと俺の目の前に現れ、パッと俺の口にくわえられていたセーラムライトをとりあげた。

「……なに、するんですか」