remove_red_eye0 chat_bubble_outline0 p42 中編小説 顔の表情を変えずにひとしずくの涙を柊は頬に伝わせる。 「……お前に、気付かれたくなかった。俺が居なくなったってことをね」 2人は2人、互いに見合ったまま視線をそらそうとはしない。 言葉の交しがなければ、無償の時間が・・・ 目次 最初から読む Toggle Dropdown priority_high最新話から読む chat_bubble_outlineコメントを見る 更新 2025-11-30 12:55 pm remove_red_eye0 chat_bubble_outline0
remove_red_eye0 chat_bubble_outline0 p41 中編小説 「……ねぇ、凌」 囁きかけるようにして柊は、自分の前をゆっくりと歩いている男、凌に問いかける。 そして刹那の間を置き、問われることが分かっていたかのようにして凌は立ち止まり、窓から見える琵琶湖に視線を投げて返事をした・・・ 目次 最初から読む Toggle Dropdown priority_high最新話から読む chat_bubble_outlineコメントを見る 更新 2025-11-30 12:52 pm remove_red_eye0 chat_bubble_outline0
remove_red_eye0 chat_bubble_outline0 p40 中編小説 優しく言った凌の言葉に誤りはないと自分に言い聞かせ、いつもの営業用の笑みを浮かべて艶のある声でゆっくりと言った。 「ええ。ずっと彼の腕の中にいました。……何なら、サイショからお話しましょうか?」 「柊!」 数メートル・・・ 目次 最初から読む Toggle Dropdown priority_high最新話から読む chat_bubble_outlineコメントを見る 更新 2025-11-30 12:49 pm remove_red_eye0 chat_bubble_outline0
remove_red_eye0 chat_bubble_outline0 p39 中編小説 その写真は、いかにも“前科者リスト”から引き抜いてきたものだろう。と思わせる写真であった。 「———— っ!?」 「? あぁ、女の子には少々毒だね」 ぐうっと息を詰まらせた柊を見て、黒のダッフル・コートを着た刑事はそ・・・ 目次 最初から読む Toggle Dropdown priority_high最新話から読む chat_bubble_outlineコメントを見る 更新 2025-11-30 12:39 pm remove_red_eye0 chat_bubble_outline0
remove_red_eye0 chat_bubble_outline0 p38 中編小説 大ホールには、このホテルの宿泊客だろう数名と、ロングコートに身を包み、警察の代名詞とも言える黒い手帳と睨みあいをしている2人の男。そしてこのホテルのオーナーが居た。 「えー、これで全員ですか? オーナー」 茶系のコー・・・ 目次 最初から読む Toggle Dropdown priority_high最新話から読む chat_bubble_outlineコメントを見る 更新 2025-11-30 12:37 pm remove_red_eye0 chat_bubble_outline0
remove_red_eye0 chat_bubble_outline0 7 中編小説 プルルルルッ! プルルルルッ! 翌朝早く、フロントからの内線で、柊、凌はたたき起こされる事となった。 「……はい」 頭痛と、喩えようのない体のダルさを覚え、柊は目を覚まして受話器を取り、一言返事をした。 隣に居る・・・ 目次 最初から読む Toggle Dropdown priority_high最新話から読む chat_bubble_outlineコメントを見る 更新 2025-11-30 12:35 pm remove_red_eye0 chat_bubble_outline0
remove_red_eye0 chat_bubble_outline0 p36 中編小説 柊は涙で濡れそぼった頬を包み込まれ、凌のキスと共にベッドに倒れて瞳を閉じる。 然るべき、ことのように……。 「————……っは……。そーゆーことは、男に先に言わせろよ。 ……俺は、柊、お前を愛してる。お前が俺を嫌いで・・・ 目次 最初から読む Toggle Dropdown priority_high最新話から読む chat_bubble_outlineコメントを見る 更新 2025-11-30 12:31 pm remove_red_eye0 chat_bubble_outline0
remove_red_eye0 chat_bubble_outline0 p35 中編小説 重々しく口を開いた凌を、いつの間にか頬に伝わせていた涙と共に視線を一線凌だけに合わし、自分でも静止できない震えた手で凌の手を握り、苦しそうに告げた。 「い、えるワケないよっ。フラレてすぐに……本当に数秒後っ、そいつはあ・・・ 目次 最初から読む Toggle Dropdown priority_high最新話から読む chat_bubble_outlineコメントを見る 更新 2025-11-30 12:28 pm remove_red_eye0 chat_bubble_outline0
remove_red_eye0 chat_bubble_outline0 p34 中編小説 「凌は、優しいね……」 ギシッ、という音を立てて、ベッドの窓側に柊を座わらせ、凌も右隣りに同じく腰掛けた。 「俺? ……優しかねぇさ。殺人者だぜ? 俺」 ゆっくりと柊の言ったことに凌は反論する。 「……あたしね、逢っ・・・ 目次 最初から読む Toggle Dropdown priority_high最新話から読む chat_bubble_outlineコメントを見る 更新 2025-11-30 12:22 pm remove_red_eye0 chat_bubble_outline0
remove_red_eye0 chat_bubble_outline0 p33 中編小説 「————っ!! にが、何が“家族”よ! 上っ面だけじゃない! ……っ母さん、あたしが本当に苦しい時、どうにもならなかった時っ、自分が言った“コトバ”覚えてる? っふ、『家族の恥じ』! アンタは言ったんだよっ! “あの日・・・ 目次 最初から読む Toggle Dropdown priority_high最新話から読む chat_bubble_outlineコメントを見る 更新 2025-11-30 12:12 pm remove_red_eye0 chat_bubble_outline0