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 ————…… 前にも、同じことを言った奴が……居たな。

 ドクドクと脈打つ頭の隅にある人物を思い出す。
 懐かしい、顔と、声……。
『センパーイ。こんなの吸ってたら体壊しますよぉ?』

 ……元気、してっかな。

 

 

「日下くん! 今帰り?」

 キャンバスを出ようとした時に呼び止められ、振り返ると昼間食堂でひとに“ケンカ”を売ってきた女が門の前で立っているのが目に入った。

「っ!? ちょっ、ちょっとちょっと! なぁんでシカトするかなぁっ」

 無視してそのまま歩き出した俺の横に並んで、その女は昼間と同じ声を上げて言った。

「……。ブアイソだなぁ。笑わないとイイ女つかまんないよぉ?」

 小うるさそうに眉間にシワを寄せ、その女をにらみつける。

「あたしみたいな♪」