The End.
「あ、はは。子供じゃないんだから小枝子ちゃん」
しまった……。という顔をしたセンパイを横目にボクは、
「っそのプレゼント! ボク予約しますからね! ふっ、絶対にもらお♪」
「出た、クロ睦月……」
顔をボクの斜め上で引きつらせながら、センパイはぽそっと呟いた。
ボクはよしっ。と気を入れて、まだ頬を染めたままのセンパイに尋ねる。
「だって、少しくらい押すだけじゃ年上の女性は向いてくれないでしょ。 センパイ一番わかってると思うんですけど?」
「……ま、ね」
クリスマスにしておくにはもったいないくらいの晴天。
まだまだ、聞きたいことは山ほどある。センパイと小枝子さんが共有している“女性”の話。 二人にとってかけがえのない人なら、きっとボクにとっても、かけがえのない人になるんじゃないか。
そんな風に思うようになった、二千年に一度の……クリスマス。
そして……。
「ボクもお線香あげてきます。 ……年上の女性の口説き方、教えてくださいね!」
「っ“惚れてる以上に惚れさせろ”っ」
新しい、始まりの予感。
「クスクス……ラジャ!」