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「クスクス、いいわよ? けど……貴方PSY? 左耳に銀のカフスって事は相当なレヴェルね」
ヨーロッパ星系の人間だろう。ブロンドの巻毛を揺らしてシュカの横髪を細い指でかき上げる。
ヴェルベット色の唇がネオンの光を反射して艶っぽく動く。
「……銀河連合警察じゃなさそうだけど、そうだったら逃げるなぁ」
自分の耳元をくすぐるように撫でている陶器のような白い手首にかるく口づけて、シュカは笑った。
昼間とは違う、“男”の眼。あの優しい眼差しのシュカは、今やどこにもいない。
「フフ、あたしもよ。イロイロやって今ユーヨチューなの。 ……ねぇ、PSYならさ、できるでしょ? ──やって」
女は、何かに憑かれたようにグレーの瞳をギラつかせ、シュカの手首をぐっと掴んで顔を凝視する。心なしか徐々に女の手が震えていくがわかる。
なるほどね……。
シュカは艶っぽく笑って、女の腰を掴まれていない手で引き寄せた。
「“快楽中毒者”ね……。それでパクられたんだ。ま、関係ないからいいけどイキすぎは」
「っ早く!」
はいはい。
そう軽く頷いてシュカは静かにまぶたを閉じながら、銀の制御装置を外した。
“PSY・Pleasur(サイの快楽)”。“プレジャー”は、PSYである人間が他者に直接触れて脳の興奮因子を意図的に放出させる行為である。
「っは……ぅあ……っ!」