vol.2 SURVIVE〜side 秋日〜

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 鏡のような感覚。衣服さえ違えど、10メートルと離れていないところに同じ顔の“自分”がいた。 “自分”は、一瞬戻しそうになったのか口元を押さえて、一呼吸置く。
 どくん。
 ────────奴の、心臓の音──────
 俺と同じ、心臓の音。
 きこえる。
『……わたしが、君のオリジナルです。よろしく秋日シュカ。君に会える日を……楽しみにしていました』
 ────────奴の、透る声────────
 俺と同じ、透る声。
 くる。来る。来る! 来る!!
 ────────来る!!!!────────

 

 

「っ──!!  っウ、コウ!!  起きて、すぐにここを発ちます。 早く!!」

 昨日のコウによるPSYの暴発から数時間しか経ったいない夜の明け方。周りが陽のせいでうっすらと金色に染め上げている時間に、シュカは自分の腕の中で眠っていたコウを強く揺さぶった。

「急ですみませんがダイバここから離れます! ……いいね、“コウ”。君はそのPSY=Volumeサイヴォリュームを保ち続けて。決して変動かえさせない!  いいね、“コウ”」

 何度かコウの名前を強調し、シュカは目の前であくびをしている少年に訴える。
 シュカは顔面蒼白で今にも倒れそうであったが、自分たちと同じ数時間しか睡眠を取っていないハル達にもそれを告げた。そして、自分たちとは全く違う場所へ移れ。と……。

「……はぁ」

 コウは小さくため息をついて、シュカの姿を目で追う。