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「や~んもぅ、すぅっごいよかったねぇ♪」

「……少し遅くなったけど、ランチどこかで済まさないとな。 なんか食べたいものある?」

「ん~にゃ☆ 慎ちゃんにまかす」

 映画館をあとにして、ヨーロピアンな気持ちにどっぷりハマッてるあたしは、るんっ♪ と、ハッピッピな気持ちでそう言う。

「……あ、のさ。有栖」

「ん~? なにぃ?」

 道玄坂をてくてく歩いていた足が止まり、ほよっ? と、先に足を止めた慎ちゃんを見る。

「ど、したの?」

 渋谷HMVの前で慎ちゃんはなにやら物言いたそうな顔をする。