TIME 6

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TIME 6

「……え、晴行さんて先生になりたいの?」

 例によって放課後、睦月と俺は晴行さんのバイト先に入り浸っていた。
 今日は雨のせいか客足が乏しい。 と晴行さんは嘆いていた。

「え、何その顔。 今おもいっきり意外そうな顔したな」

「そ、そんなこと……けっこうあったりして……」

「そーかなぁ。ボクすっごい似合うと思いますけどねー」

 器用なことにウクレレを弾きながら俺たちと話している睦月を、実はこいつものすっごいヤツなんじゃ……。とか思いながらも、調子に乗るので言ってはやらない。

「小学生のさ、先生……」

「うっわ~! ハマりすぎっっ。 でもいいなぁ、晴行さんに教えてもらえるって♪」

「――……お前、言い方ヘン」

 睦月の鮮やかな“ルン♪”とした表情に、なんとも言えず脱力して俺はさっきの“ものすっごいヤツ”を、ほおづえを付きながら撤回する。

「葵は、なんになるの?」

 晴行さんは自分のことに少し照れながら、今度は俺に話を振ってきた。