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「……ずるいんですね、センパイって」
……そう、だな。
今俺は絶対に睦月に答えさせなければいけない。 という言い方で聞いた。
おもいきり“ヒキョウ”で、“コソク”な聞き方。
「俺んち、来るか? CD……借りたいって言ってたろ?」
「じゃあ、“そういうこと”にしておきます」
それから俺たちは、やっぱり無言のまま俺の家路へと着くのだった。
「あれ? お袋、帰ってんの?!」
俺は家の鍵がかかってないのに気付き、ドアを開けて婦人物の靴を見て言った。
すると、台所からパタパタという足音と共に玄関に出てきたお袋は、優しい笑顔でひと言、言った。
「おかえりなさい。 お友達?」
「た……だいま。 2階、行ってるからさ。 っ病院、どうしたの?」
「義弟の敬弘さんが今晩は見てくださるっていうから」
あ、なるほど。