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いきなりクラスの、普段じゃあまり話しなんかしないヤツが、窓際でぼうっとしていた俺を呼んだ。
「……なに」
「日下さぁ、オレらより2コ上の田野中って先輩と仲……良かったよな」
は?
俺は、だから何? って顔してそいつを訝しげに見やる。
「なぁ、カケオチしたって本当?」
妙に真剣な顔してそいつは、誰でもない俺にひっそりと、内緒話をするかのように耳打ちするる。
「誰が?」
それしか、聞き返しようがない。 不審そうな目でそいつを見た俺の言い方が悪かったのか、身を引かれてしまう。
「お、怒るなよ……。 だから、田野中先輩」
「————っおまっ。ガセでそういう事言うなよ!」
頭の中が、ぐちゃぐちゃになる。
なにが、自分の頭をもたげているのか分からないのに、俺は怒鳴っていた。