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「しっ……ろ! バッカじゃないの!? これ1枚しか出来てないんでしょM.C!?」

 まっ……さおな顔をして暁は事の重大さに史郎をバカ呼ばわりしてしまう。(史郎を“バカ”呼ばわり出来るのは、銀河広しといえども暁くらいである)。

「あはははは!」

「『あはは』じゃないって! ~~~っどーすんのよぉ。銀河初の大発明をこんな、あたしなんかに渡しちゃってぇ~~~」

 それでも笑顔をやめないで史郎は、いいんだよ。なんて言葉でこの場(この場合暁のパニック)を丸くおさめようとする。
 しかし暁は全然よくないって、声にならない言葉を口をぱくぱくさせながら伝える。

「暁、僕のコードナンバー……。知ってるよね」

 さっきの笑顔のまま史郎は少しぼんやりしながら独り言のように呟いた。

「え? “Φ-18ファイ-エイティ”でしょ? なんで?」

 独り言なのか、質問されたのか暁は一瞬戸惑うが、不思議に思いながらも答える。

「……明日、見に行こうか」

「え?」

 主語をすっとばして言った史郎はさっきから不思議そうな顔をしてやまない暁をくすくすと笑う。