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———— 死刑ガ宣告サレタ ————
息が、できない。体が、うごかない。頭が、はたらかない。
「約束、守れなくなっちゃったな……。ねぇ、暁。僕の分も、花……見てきてよ。それを、約束してくれ」
血が、逆流する。沸騰、する……。
「――っし……ろ……っ」 ドクン、ドクン、ドクン!
あたしは8歳で両親と死に別れ、それ以来パパの研究の後を継いだ史郎が、あたしをここまで育ててくれた。
親よりも長い時間いっしょにいた、家族……。
「ニコッ、約束だ」
すっと、史郎は格子の間から小指を差し出し、微笑みを浮かべながら暁の小指と絡まるのを待った。
ねぇ……史郎。あたしどうすれば……。
「フッ、ゆびきりげんまん、ウソついたらはりせんぼんのーます。ゆびきった!」
今にも消えそうな笑い方して……。なに、してンのよ……。
「10分だ。行くぞ」
今から殺されるっていうのに――――!
「ふ……あっ、し……史郎――!!」
G.S.P.に無理矢理連れ戻されていく暁は、いつの間にか涙でくしゃくしゃになってしまっている顔を苦しそうに歪めて史郎の名を絶叫した。けれどそれに応える声は、なかった。