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〔ピーッ。199X年、首都東京 ニ 移転チェンジ 終了。 ピーッ。199X年、首都東京 ニ 移転チェンジ終了〕

 聴いたことのない、けれど機械的音声は、紛れもなくその円い物体からきこえている。
 何なんだよ、何なんだよっ、何なんだよ“コレ”————!?
 見たことのない異質なモノに順平はパニックになる。

〔空気圧、酸素濃度、紫外線 異常ナシ。 光化学スモッグ 発令中。 注意 シテクダサイ〕

「あーはいはい。 わかったから早く外出してよ。狭いったらないわ」

 中からは今度は生身の人の……女子の声。その声に反応するかのようにして円い物体は側面を溶かすようにして開いた。
 どくん、どくん、どくん……。
 順平は加えていた煙草を右手で取り、口をぽっかり開けたままそれを凝視する。
 恐怖とか、そういう感情カンジはなくて……とにかく“真っ白”になっていた。

「――っはぁ! あんまりイイ空気じゃないけど……まぁまぁってトコね」

 その物体から出てきたのは、変なデザインのエメラルドの服に身を包んだ少女、だった。
 ダークブルーの髪、瞳……。 “μ-78ミュウ-セブンティエイト”暁。

「……これ、どーやったらまたアームバンドに戻るのかな。……“Φ-18ファイ-エイティ”」

 フッ! と、暁の言葉に応じて円い物体は消える。

「ッッ!? うっ、宇宙人の侵略!」

 思わず順平はうげっと叫んでしまい、少女と目が合う事となってしまう。
 暁はその言葉にカチンとするが、ふふん。と不敵な笑みを浮かべて順平の元へと足を運ぶ。
 順平はというと、
 あーッッ!! 俺のバカッッ。人体実験のモルモットにさせられるだろぉ~~~!!

「アンタに決めた」

「あ!?」