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『……僕の分も、花……見てきてよ』。 『約束』。

「……“チェア”」

 ヴヴヴッ!
 今、G.S.P.に強制送還された暁は史郎の部屋で、史郎の座っていた椅子に腰を下ろし、茫然としてしばらくの時をやり過ごす。
 涙は、もうひいていた。 約束……、果たさなきゃ。史郎との……約束。

「……っ!」

 でもあたしっ、タイムチェンジの仕方知らない! タイムボートだってあたしじゃ造れないよ!

「史――……っ。 あたし、史郎に頼りっぱなしだったんだ……」

“「今朝未明、東南エリア40で起きた大量無差別殺人の容疑者、コードナンバーΦ-18ファイ-エイティドクター史郎。18歳が逮捕されました。この事件は科学薬品開発の実験で起きた事とG.S.P.は断定。近日中にも死刑の執行を……」”

 近所の、ヴィジョンの音が静かすぎるこの部屋へと届く。
 史郎じゃない!! そう言って1件ずつ殴り込みたい気持ちを抑えて暁は溜め息をついた。

 “「――コードナンバーΦ-18ファイ-エイティ――が……」”。
 “Φ-18ファイ-エイティ”……? ————っそれだ!