p24

 総主プレジデントの指示ミッションは絶対である。
 二人に断る術などあるはずもなく……。

「Yes sir」

 頭を再び下げたリングと、薄く笑いそうになった自分を今一度正したイオンは、その指示ミッションを承諾した。

『出発は地球J時刻1300ひとさんまるまる。それまでに時空警察T.Pから援護者を3人ばかり同行して行ってくれ。 報告は判断に委ねる』

「お前さ、いい加減つっかかるのやめろよ」

 リングが今まできちっと整えられていた首元のファスナを緩め、ふぅっ。とため息をつきながら前方を歩くイオンに言う。

「総主うえに逆らったって、いい事ないぜ?」

「クスッ、反抗期なんですよ。 ……リング、ちょっと寄り道してもいいかな」

 本気とも冗談ともとれるようなイオンの言葉に、後頭部を掻きつつため息を再度吐いたリングは、「俺って苦労人だ」。なんてつぶやいて、先行くイオンに歩調を合わせた。

「……早くしろよ?」

 

 

「っあのですね、困るんですよこういうことされると。面会はもう許してはいけないとチーフから……」

「銀河連合総主S.D.Pの名において許可された。 ……リング、悪いけどその看守さんと外で待っててほしいんだけど」