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 と、今しがた暁自身が頭に思い浮かべた食事(1人分)が、ふっと空気からつくられてお膳に出される。

「……」

「いっただっきまぁ~す♪」

 はぐはぐと口に食を運ぶ暁を見て、順平絶句。……かと思いきや、ガシャンとフライパンをコンロに置いて暁の胸ぐらにつかみかかる。

「俺の分も出せ!」

「っくん。やーねぇ、人にものを頼むタイドってゆーの? こぉんな脅迫まがいな事されたら出せるモンも出せないわよねぇー!」

 ははん! と呆れ笑いしながら暁は両肩をすぼめる。
 順平は暁のこの仕草が勘に触るらしく、ムカッという文字を満面に浮かべてひきつり笑いしながら暁に頼んだ。

「どぉーっか出して下さいご主人サマ、仏サマッ!」

 言ってる事とは裏腹に、つかみかかっている力が増すのを暁もひきつり笑いしながら受け入れ、負けじと順平の頬を横へみよんと伸ばしにかかる。

「ッッ仏サマってのは死んだ人につかうのよぉぉ? ジュンペーく~~んッッ。オツムが足りないのかなぁぁ!?」

 子供のケンカ。
 それでも暁自身気が付いていないようだが、なかなか本心は楽しそうではあるのだった。