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 ふふっと自嘲して暁は肩をすぼめる。
 順平は昨日覗いた時の暁の顔を思い出して、はっと声の方を見た。

「……地球アースコロニーからの永久追放ってゆーのが未来の、“地球アースの”処刑方でね。っ史郎も……っ」

 どこへ行っていいのかわからない、迷子。
 必死になって“それ”をさがす、迷子。
 そんな子にかけてやれる言葉を、順平はまだ知らなかった。

「あ、はは……。ヤ、ヤダなぁもぉ! ンな話し朝っぱらからさせないでよねぇ? まったくぅ」

「っごほっ!」

 バンバンと暁は順平の背中を勢い良く叩き、順平は煙草の煙にむせてしまう。
 喉にいがらっぽさを残したまま順平はむくりと上半身だけ起こし、手の平で煙草の火を揉み消した。

「うげっ! アッツくないワケ!?」

「んあ? こんなん慣れちまえばどってことねぇよ」

「あー、ツラの皮に比例して手の皮まで厚いんだ」

「~~~っどーゆうイミだそりゃ」

「ひとのベッドルームをヘーキで覗いてくるヤツは! ってコト☆」

「――……うっ。あれはだなぁ!」