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都立O高等学校を18歳で卒業。卒業後、歌舞伎町のクラブ・ネオンでホステスとして働く。 上杉渉とはこの時点で逢ったと思われる。
当人26歳の時、妹芳乃
「自、殺……」
「ああ、妹だろ。マンションから飛び降りたそうだな」
「遺書は」
「遺されていなかったみたいだな。おれが着任する前だし、そこに書いていないから良くはわからないがな」
思っていた通りの展開になり、葵は切なさとやるせなさにぐっと下唇を噛んだ。
「ちょっと悪い」
そう一言断って葵はファイルをそのままに、携帯を押す。
「日下と申しますが、恐れ入ります507の七澤をお願いいたします」
これで、完璧になる。
「ああ、睦月悪いな。 さつきの、例の女性なんだけどさ。名前、教えてくれないか」
受話器の無向こうからは睦月の声が消え、ざわざわと色々な音が代わりに聞こえた。
けれどもしばらくして葵の耳に届いてきたのは、はっきりとした、睦月の声だった。
大沢芳乃さんです。
「同機はあったわけだ」
圭助が葵から聞いて直後、言った第一声がこれだった。
狭いオフィシャルキッチンで小枝子が淹れているブレンドのコーヒーの湯気を見ながら葵はそういう事だと相槌を打つ。